【オダリスク】
2008年 07月 10日
中編/完結/トルコ風?ファンタジー/恋愛/
愛憎/敵対/ハレム/亡国の姫君/敵国の皇帝/性表現あり
肌に馴染んだ薔薇水、褪せない赤のソリ、歌声と共に消え行く銀の香時計、夜風に紛れた石榴の石鹸の香り。視覚や聴覚だけでなく嗅覚や触覚の幻想までもが、熱情を潜めながら緩やかに流れる後宮の時間へと読者を誘います。戦勝国の若き皇帝と人質となった亡き国の姫君。己の立ち位置を知っている二人がハレムの中で見つけた答えとは…?
サイト:ワカメノ浅知恵[ちなこ様]
愛憎/敵対/ハレム/亡国の姫君/敵国の皇帝/性表現あり
時は水のように流れ、ツイーの上に積み重なった。
あの男に操を奪われた日、身体は故郷の川の水の味を忘れた。その代わりに薔薇水の香りを覚えさせられ、すっかり慣らされてしまった。
(略)
この国に来て、好きになったのはハマムだけ。
ぽつりと呟いたツイーを、女は笑ったようだった。〈HP小説本文より〉
肌に馴染んだ薔薇水、褪せない赤のソリ、歌声と共に消え行く銀の香時計、夜風に紛れた石榴の石鹸の香り。視覚や聴覚だけでなく嗅覚や触覚の幻想までもが、熱情を潜めながら緩やかに流れる後宮の時間へと読者を誘います。戦勝国の若き皇帝と人質となった亡き国の姫君。己の立ち位置を知っている二人がハレムの中で見つけた答えとは…?
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by toka-novel
| 2008-07-10 13:03
| 恋愛・ファンタジー[完結]